rekordboxの始め方|無料でどこまで?最初のミックスまで全手順
「rekordboxをインストールしたけど、次に何をすればいいのか分からない」——最初は誰でもここで止まります。先に言うと、無料プランのまま曲の取り込みから最初のミックスまで全部できます。この記事では、インストールから初ミックスまでの手順と、有料プランが必要になる分岐点を順番に解説します。
無料プランでできること・できないこと
rekordboxはAlphaTheta(Pioneer DJ)製のDJソフトで、クラブに置いてあるCDJと同じ楽曲管理システムです。無料プランの守備範囲は、初心者が想像するよりずっと広い。
| 項目 | 無料プランで |
|---|---|
| 曲の取り込み・BPM解析 | ○ できる |
| プレイリスト作成・管理 | ○ できる |
| USBメモリへの書き出し(CDJ用) | ○ できる |
| 対応コントローラーでのDJプレイ | ○ できる(DDJ-FLX4等の接続で解放) |
| クラウドでのライブラリ同期 | × 有料プラン |
| DVS(ターンテーブル制御)など上級機能 | × 有料プラン |
ポイントは、DDJ-FLX4(¥49,500)やDDJ-FLX2(¥27,500)のような対応コントローラーをつなぐと、無料のままパフォーマンス機能が使えること。「ソフト代ゼロで練習を始める」が普通に成立します。
始める前に用意するもの
- PC: ここ数年のノートPCなら大抵動きます。詳しくはDJに必要なPCスペックへ
- 曲データ: mp3やAACなどの音源ファイル。集め方はDJの曲の集め方で解説しています
- コントローラー(あれば): 必須ではないが、あると練習効率がまるで違う
インストールから最初のミックスまでの手順
ここからが本題。5ステップで最初のミックスまで行きます。
手順1: アカウント作成とインストール
rekordbox公式サイトから無料でダウンロードし、AlphaThetaアカウントを作成してログインします。プラン選択の画面が出ても、まずは無料(Free)でOK。後からいつでも上げられます。
手順2: 曲を取り込む
画面左の「エクスプローラー」からフォルダを開き、曲を「コレクション」へドラッグ&ドロップ。iTunes(ミュージック)のライブラリを読み込む設定もあります。最初は10〜20曲で十分です。全曲入れるのは操作に慣れてからでいい。
手順3: 解析とビートグリッドの確認
取り込むと自動でBPMとキーが解析されます。曲数が多いと数分かかるので、コーヒーでも淹れて待ちましょう。ここで1つだけやってほしいのがビートグリッドの確認。波形の上に打たれた縦線が、キック(ドン、という音)とズレていないかを数曲チェックします。グリッドがズレたままだと、後のミックス練習が全部狂います。
手順4: プレイリストを作る
「今日はこの10曲で練習する」というプレイリストを1本作ります。BPMが近い曲(例: 120〜126)でまとめるのがコツ。BPMが近いほどつなぎは簡単になります。プレイリスト名は「練習用01」くらいの雑さでいい——凝った整理は続いてからやれば十分です。
手順5: パフォーマンスモードで最初のミックス
画面左上で「EXPORT」から「PERFORMANCE」に切り替えると、2デッキのDJ画面になります。コントローラーがあれば接続、なければマウスでも一応操作可能。左デッキで1曲再生し、右デッキに次の曲をロードして、BPMを合わせて重ねる——これが最初のミックスです。細かいコツは初めてのミックスのやり方にまとめています。
有料プランが必要になる分岐点
無料で始めて、どこで課金を考えるべきか。目安はこの表の通りです。
| やりたくなったこと | 判断 |
|---|---|
| 自宅で2デッキ練習 | 無料のままでいい |
| クラブのCDJ用にUSBを作る | 無料のままでいい |
| デスクトップとノートPCでライブラリ同期 | 有料プランを検討 |
| ターンテーブル+DVSでプレイ | 有料プランが必要 |
| 4デッキや高度なエフェクトを使い込む | 機材とプランの組み合わせ次第 |
有料プランは複数の段階があり、月額制です。金額やプランごとの機能割り当ては改定されることがあるので、具体的な料金は公式のプラン比較ページで確認してください。大事なのは順番で、「まず無料で始めて、不足を感じた機能のためだけに払う」。最初からフルプランに入る必要はまったくありません。
EXPORTモードとPERFORMANCEモード——最初に混乱するところ
rekordboxには2つの顔があり、画面左上で切り替えます。初心者が一番混乱するのがここなので、先に整理しておきます。
- EXPORTモード: 曲の取り込み・解析・プレイリスト整理・USB書き出しをする「準備の画面」。クラブのCDJで回す人は、家ではずっとこのモードで仕込みをします
- PERFORMANCEモード: 2デッキが並ぶ「プレイの画面」。コントローラーをつないでミックスするのはこちら
「解析はしたのにデッキが出てこない」という質問の答えは、ほぼ100%「EXPORTモードのままだから」。逆に、USBを作りたいのにデッキ画面を探し回るのも同じ混乱の裏返しです。仕込みはEXPORT、プレイはPERFORMANCE。この2語だけ覚えて帰ってください。
初心者がつまずきやすい3つのポイント
- コントローラーが認識されない: USBケーブルとドライバー(Windowsの場合)をまず疑う。ハブ経由ではなくPC直挿しに
- 音が出ない・ヘッドホンから聞こえない: 音声出力の設定がPC本体スピーカーのままになっているパターンが大半。環境設定のオーディオ欄を確認
- 曲を入れすぎて迷子になる: 最初の1か月は「練習用プレイリスト1本」だけ回す。ライブラリ整理は後からで間に合います
どれも5分で解決する類のトラブルです。「自分には向いてないかも」と落ち込む前に、まず設定を疑ってください。
よくある質問
Q. rekordboxは無料で使えますか?
A. 使えます。無料プランのまま曲の取り込み・解析・プレイリスト管理・USBへの書き出しまで可能です。さらにDDJ-FLX4のような対応コントローラーを接続すれば、無料のまま2デッキでのDJプレイもできます。
Q. rekordboxの有料プランはいつ必要になりますか?
A. 始めた直後には必要ありません。クラウドで複数端末のライブラリを同期したい、DVSを使いたいなど、具体的な「やりたいこと」が出てきたときが課金のタイミングです。機能とプランの対応は変わることがあるので、公式のプラン比較ページで最新情報を確認してください。
Q. rekordboxを使うのにDJコントローラーは必須ですか?
A. 必須ではありません。曲の取り込み・解析・USB書き出しはPCだけで完結します。ただしミックスの練習をするなら、対応コントローラーがあるほうが圧倒的に上達が速いです。
まとめ
- rekordboxは無料プランで取り込み・解析・USB書き出し・DJプレイまでできる
- 手順は「インストール→取り込み→グリッド確認→プレイリスト→パフォーマンスモード」の5つ
- ビートグリッドの確認だけはサボらない。ここが練習の土台
- 課金は「同期したい」「DVSを使いたい」など具体的な不足が出てから。料金は公式で確認
- 相棒になるコントローラー選びはDJ機材診断でどうぞ